みやけエコネット

海海の生きものについて知ろう

~海の中の生きものたち

三宅島は、北緯34°の温帯にありますが、周囲を流れる黒潮の影響を受け、南方系の生物の要素が大きく入り込んでいます。温帯と南方系(熱帯)の両方の生物相が見られることが、三宅島の海の大きな特徴です。また、溶岩に起因する崖やアーチが見られ、海藻類とサンゴ類の両方が見られること、石、砂礫からなる海底があることなど、生物の生息環境も多様で、これを反映した形でさまざまな生物が生息しています。600種以上の海水魚が観察されているほか、約90種のサンゴ類、たくさんの貝類、エビ・カニの仲間などを見ることができます。三宅島には魅力的なダイビングスポットが随所にあり、ダイバーたちの人気を集めています。また海岸近くでも、水中マスクやシュノーケルなど簡単な道具があれば、黒潮が運んできたカラフルな海水魚を間近に観察できます。ダイビングなどフィッシュウォッチングに適したシーズンは5月~10月にかけてです。

レンテンヤッコ

レンテンヤッコ

全長約20cm。派手な青色と黄色い尾びれが特徴です。三宅島では比較的よく見られ、三宅島の海を代表する魚です。小さな時にはすべてメスですが、その中の一番大きく強い個体が性転換し、オスになります。

クマノミ

クマノミ

全長15cmほどで、イソギンチャクと共生しています。他の地域に比べ、三宅島近海のクマノミは黒っぽい色しています。ベラの仲間などとは異なり、オスからメスに性転換することや、一夫一妻で繁殖をすることで知られています。

オトメベラ

オトメベラ

全長20cmほどで、緑色の体と尾びれの真ん中の黄色が他のベラと区別する際のポイントです。名前に似合わず、わりと貪欲な肉食の魚です。

フウライチョウチョウウオ

フウライチョウチョウウオ

全長23cmほどで、白地に黒い筋が何本も入るのが特徴です。三宅島では、黒潮に乗って運ばれてくるため、夏から秋にかけてよく見かけます。この魚の学名にあるvagabundusは“放浪”(風来坊)という意味のラテン語で、フウライの名前の由来にもなっています。

セダカスズメダイ

セダカスズメダイ

全長約14cm。うすい茶色の体と水色の目がポイントです。海藻を食べて暮らす魚で、海藻のある場所を自分たちのなわばりとして守ります。なわばり内に入って来るいろいろな魚を追い出す行動を見ることができます。

ニジハギ

ニジハギ

全長30cmほどになります。黄色と水色のカラフルな魚で他の魚と見間違うことはありません。南方系の魚で、黒潮が島にあたる夏から秋にかけてよく観察されます。水温の低下に弱く、三宅島で冬を越すことはできません。